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Japan Foundation Test for Basic Japanese (JFT-Basic)
*このテストの結果は、特定技能1号への申請の際、日本語能力の証明のために使用できます。
*技能実習2号を修了した外国人は試験が免除されます。
「日本語能力のレベルを測定する試験」は、”日本語能力試験” の他に、新たに ”国際交流基金日本語基礎テスト” の実施が開始されました。
現時点(2019年7月1日現在)では、「介護」分野の技能試験受験者を対象にフィリピンで、試験が行われています。
その他の国での実施については、決定次第、国際交流基金のHPに掲載される予定です。
国際交流基金HP “JFT-Basic” (日本語)
Japan Foundation Test for Basic Japanese (English)
【受験対象】
日本語を母国語としない外国人
【実施時期】
2019 年度は、実施回数は5 回。
実施時期は 4月、6月、10月、1月、3月の予定。
【実施場所】
ベトナム
フィリピン
カンボジア
中国
インドネシア
タイ
ミャンマー
ネパール
モンゴル
(実施環境が整った国から順次実施する予定)
【テストの目的】
日本語で何がどれだけできるかを測定すること。
このテストでは、主に「就労(仕事)のために日本で生活する、”日本語を母語としない人” 」 が日常生活の様々な場面で必要になるコミュニケーション能力を測定して、日常会話がある程度できること・日常生活に問題がないレベルの能力があることを確認します。
【テストの形式】
受験会場に設置されたコンピュータを使用して行う、CBT(Computer Based Testing)方式で行われます。
PC画面上に表示される問題やヘッドフォンから聞こえてくる音声に基づいて、画面上で解答をします。
試験の構成は「文字と語彙」・「会話と表現」・「聴解」・「読解」の4セクション。
合計約60問、解答時間は60分。
総合得点は250点満点です。
各セクションに制限時間はなく、全問題を60分以内に解答します。
・「文字と語彙」:生活に必要な場面や話題で使用される日本語の文字が読めるか、基本的な語彙を持ち、使えるかを測る。
・「会話と表現」:生活の具体的な場面の会話に必要な文法や表現を使えるかを測る。
・「聴解」:生活場面において、会話や指示などを聞いて、理解できるかを測る。
・「読解」:生活場面において、手紙や説明などを読んで理解できるかを測る。
【レベルの目安】
A1・A2・B1・B2・C1・C2の6段階に分かれています。
A1・A2:基礎段階の言語使用者
B1・B2:自立した言語使用者
C1・C2:熟達した言語使用者
*仕事のために必要な「ある程度日常会話ができ、生活に支障がない程度の能力」の目安 → A2
[A2]
・ごく基本的な個人的情報や家族情報、買い物、近所、仕事などでよく使われる文や表現が理解できる。
・簡単で日常的な範囲なら、身近で日常のことについての情報交換をすることができる。
・自分の背景や身の回りの状況など、必要性のある領域のことについて簡単な言葉で説明できる。
【テストの結果】
試験終了後、試験会場のコンピュータ画面上で試験結果が表示されます。
また、後日、結果通知書がeメールで受験者に送付されます。
結果通知書に記載される内容:
受験番号・氏名・国籍・生年月日・性別・受験地 ・受験日・総合得点 ・セクション毎の正答率